1999年のできごと |
まないたの日記帳です。気が向いた話題だけ書いているので、すこし偏りがあるかも・・・基本的には旅行関係を書いています。(1999年1〜8月まで) |
■1998年のできごと
1月2日 恒例・冬の温泉めぐり(奈良県南部)
休みで帰省しているときの恒例イベント。友人O氏との温泉めぐりも今年で何年目なのだろうか?そろそろ行き尽くした感があるが、まだまだ探せばいいところはあるのだ。いつも行っているところは和歌山・新宮から日帰りで行けるところ。和歌山・三重・奈良の3県に限られる。
今回行ったところは奈良県の上北山温泉と下北山温泉の2カ所。まず上北山の小処温泉に行った。これはまたすごい山に入っていくのだが、それが温泉魂に火を付ける。ひなびた感じの温泉だが、質は高い。露天風呂ではないものの、岩場をそっくり使った野趣あふれる豪快な作り。泉質は硫黄泉で美人湯系か。
2番目に行ったのは下北山温泉「きなりの湯」。この温泉は建物も新しく非常に綺麗で広い。桧風呂に露天風呂もあり、泉質はナトリウム炭酸水素泉で非常にスベスベ系。風呂内でちょっとしたトラブルにも見舞われたが、また2つ温泉レパートリーが増えた。
ついでにしてはかなり北の方になったが、吉野山を探訪した。初詣は吉野神社。さすがに夕方だったので人も少なくゆっくりできた。

2月14日 大阪城公園・梅林花見(大阪府大阪市)
桜の花見はよく行くが、梅の花見はよく考えると初めて行った気がする。おまけに大阪城に行ったのはこれがなんと約15年ぶり!小学校の修学旅行以来となる。今回は大阪城天守閣に入っていないので大阪城に行ったとは言えないか・・・
梅林は思った以上に広くて種類も90種以上、1000本以上の大阪を代表する梅林であることは知らなかった。まだ満開と言うほどでもなかったが、まずまずの見頃だった。
大阪城ホールでは広末涼子のコンサートが行なわれるところだったが、何があったのかよく分からないコスプレ少女達がわんさかいた。ホントに何者なんだろう?
3月30日 初の入院劇
突然の入院だったが、絶えきれなかったので仕方がない。朝からお腹の調子が良くなかったが、昼にBig
Waveを迎えた。そのまま痛みがおさまらず夜入院するはめに・・・会社の方々には非常にお世話になった。
入院は初めてのことだし、病院は好きじゃないのでどうなることかと思ったが、お腹が痛いことを除けば、病院生活も楽なものだった。疲れが溜まっていたために休養も取れたが、時間がありすぎてものすごい暇・・・ノートパソコンでもあればHP制作がものすごく進んでいたことだろう。結局1週間かかったが、いかに病院では時間を持て余すかが身にしみた1週間だった。
4月29日 南紀熊野体験博開幕(和歌山県)
本当に人が来るんだろうか?・・・そういう不安を残しながら体験博が開幕した。実家に用があったので開幕日に行くことができた。この博覧会は初のオープンエリア型ではっきりと言って何処に行けばいいか分かりにくい。シンボルパークなるものが2カ所、田辺新庄と那智勝浦に設置された。そのうち那智勝浦シンボルパークにいった。開幕時なのに人の入りはまばらで「何かやってるのかな?」といった印象。パーク内もパビリオンが1つと野外音楽ステージがあるだけで後はお店が立ち並ぶ作り。夏は目の前の海水浴場が大にぎわいするので良いだろうが、さすがにこの時期はステージイベントがない限り楽しみは少ない。パビリオンは「くろしおエキスプレス1999」という銀河鉄道999をイメージして作られた映像館。この感想については「漂流幹線Terminal Station・イベント報告」の方に書いているのでご参照あれ。
5月連休 引っ越し
大阪から京都へと引っ越し。荷物は少ないので自分で運ぼうとMit氏を起用して車で運んだが、これがなかなか疲れた。しかしもっと辛いことは運んだ後の整理だ。一体いつまで段ボールが部屋に転がっているんだろう。引っ越しは通算3回目だがもうしたくない・・・
6月14日〜17日 北海道旅行
初の北海道、というよりは「飛行機初体験」の方がネタになるか。
北海道に行くよりも京都から関空に出る方が時間がかかるというのもまた面白いなぁ・・・乗り込む飛行機は777型機。比較的大きな機なので加速感が楽しめるだろう。予想以上の加速に機内では他の人をさておき大騒ぎしてしまった。飛行機の旅自体は短くて味気ないものだが、あの速さと上空から見る日本の小ささに感動してしまった。
新千歳空港に着いて、一路、登別温泉へ。途中、地獄谷では野生のキタキツネにさっそく出会った。期待していた登別のお湯はまずまずで、想像していた乳白色のお湯とは違った。若干濁りのあるスベスベ系で疲れもとれた。よるは北海道の幸がバイキング形式で出たため、たらふく食べた。
2日目はまず小樽に行き、短い時間ながらも要所は押さえた。北一硝子をもっとゆっくり見たかったが時間がなかったので、また次の機会に訪れることを誓って富良野方面へ。残念ながらラベンダーの開花には少し早くて、緑色の畑を見ることになったが、次の美瑛ともども北海道の醍醐味を楽しむことができた。このあたりもまたゆっくりと来ないと。
そしてこの日の最終目的地、層雲峡温泉へ。ここでの宿の温泉はあまり良くなく、露天風呂(あれは露天風呂なのか?)も小さくて風情に欠けるものがあった。
3日目の朝は6時始発のロープウェイにのって大雪山黒岳に上がった。天気は曇りだったが眺めはまずまず。北海道にもこういう景色があるんだと少し意外に思った。そして網走方面に向かうが、何という長い直線の道!これはすごいと思ったが、ちょっと退屈かな。途中、キタキツネ牧場に立ち寄ったが、野生のキタキツネとは顔つきが違い丸々していたのがかわいいものだった。
知床の原生花園は独特の風景を魅せており、写真にはうまく収めることが難しいところだった。その後、オシンコシンの滝を見、知床五湖に向かった。ここでは熊が出たということで、うろうろすることはできなかったが、湖を眺めていると突然銃声が聴こえた。その方向に双眼鏡を向けると白煙の中から熊が出て来るではないか!見ました野生の熊。いるんですね、本当に。おまけに小熊も後ろからぴょこぴょこついて行ってるのが愛らしかった。
そして夕方ごろ、霧のかかっていない摩周湖に行き、泊まりは阿寒湖畔。夜にアイヌコタンに行ったが、アイヌのおじさんに捕まってしまいなかなか放してもらえなかった・・・
最終日は阿寒湖を出てオンネトーへ。秘湖というだけあってなかなか水の色が美しい。五色の湖といわれるらしいが、蔵王みたいなもんかな。このあと足寄を抜け、帯広へ。帯広の圧倒的な広大さにはびっくり。最後の最後にして北海道のものすごさを再体験することができた。
帰りの飛行機では腹痛のため楽しめなかったが、スチュワーデスさんにはお世話になった・・・今回は短期間で非常に密度の濃い旅行ができ、疲れたが有意義な一時を過ごすことができた。
7月18日〜20日 信州・美術館めぐり(長野県)
梅雨明け前、天気が悪い中、信州に出かけることにした。車を買って初のロングドライヴだったので元気良く出かけた。松本までは約5時間。現地も雨だったので上高地に行くのはあきらめ、かねてから行きたかった、白骨温泉に行くことにした(上高地方面ではあるが・・・)。目的の温泉に行ったが、着いたのは1時20分、営業は1時30分まで。なんという!せっかく楽しみにしていたのに。しかし諦めることなく他の野天風呂に行くことにした。白骨温泉の湯は見事に乳白色で浴槽も石灰成分でなめらか。湯質としてはかなりランクが高い。京都とは違い信州は気温が低いのでしっかり暖まった。
2日目は安曇野で美術館めぐり。最初は「安曇野ちひろ美術館」。いわさきちひろさんの絵画を集めた美術館&公園。建物自体も綺麗に作ってあり、じっくりと観覧するには非常に良かった。その後、碌山美術館、ジャン・ジャンセン美術館に行き、安曇野ワイナリー&地ビール園へと行った。安曇野のワインはさわやかな中にも濃厚で甘味があるのがとても飲みやすい。何本か購入して、安曇野IMAXシアターへと足を運んだ。ここでは長野オリンピックの記録を大画面上映しており、改めて感動の渦に浸った。夜も更けてきたが、蓼科方面に足を運んだ。
3日目も天気は良くなかったが、諏訪大社、ガラスの里 ルネ・ラリック美術館へと行った。
3日間を通し、雨ではあったが過ごしやすい気温で心地よかった。京都に帰ってくると・・・何という暑さだ・・・

8月3日 つるが・きらめき・みなと博21(福井県)
いま話題の敦賀に行って来た。第1の目的は「松本零士シンボルロード」。この報告については「漂流幹線Terminal Station・イベント報告」に書いているのでそちらを見て下さい。第2の目的がこの「みなと博21」。比較的近いところで博覧会をやっている訳だからやっぱり行かなきゃ。この日にしたのは「モト冬木コンサート」があったのでそれに合わせたわけだが、残念なことに開演は夜7時からだったので行けなかった。博覧会自体は映像系のパビリオンがほとんど。IMAXの3D映像もあったが、以前、大阪・天保山で見たものと同じだった・・・
他も3D映像を見たので目が疲れて仕方がなかった。
そして、第3の目的はいま話題の「敦賀原発」。夕方になったのでゆっくりできなかったのは残念だけど、事故のあった2号機を外から眺めることはできた。原子力館ではいろいろ勉強になった。会議室には1次冷却水漏れを説明するボードが掲げてあったのが何とも生々しかった。

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