『半年記念日』　2010年8月13日

　 ２月１３日—— 雪のウイーンに降りたってから、遂に半年が経ちました。やっと半年、もう半年。最初の頃はあんなに一日が長かったのに、気がつけばあっという間でした。すぐそばで、遠い日本で、それから電話やパソコン画面のむこうで支えてくださった多くの皆様に、この場をお借りして心から感謝申し上げます。思い返せば、言葉が不自由な上に『機械オンチ』『方向オンチ』という私の最大の弱点が加わって、まさにとんでもない三重苦を背負っての異国暮らし。学校の中では３ヶ月経っても迷子になったし、デジカメもパソコンも噛みつきゃしないのに今だに怖いし、できないことだらけ。言葉の問題は言うに及ばず…はぁ。でも、日々の暮らしの中でほとんど全部のことが自分の思う通りにはいかなくても“それが普通”と感じられるようになったし、現実を少しは受け止められるようになり、不自由もビックリもいっぱいの暮らしの中にも楽しさやおかしみを見つけられるようにもなってきたなと感じます。地下鉄のドアを勢いよく開けるのも上手になったし、スーパーでRed Bullを飲みながらレジ打ちしているおネェちゃんの顔がピアスだらけでも驚かなくなったし、市場で買うアボカドは日本の１００倍美味しいし、銀行に行けばやさしいイケメンに会えることも学びました（銀行員のお兄さんはみんな育ちが良さそうでオトコマエで親切です）。だから銀行で両替するのが好き。（笑）
３５０日の研修期間もあと半分、元気にそして有意義に、頑張ります！

　夏が来てからは、飛ぶように時間が過ぎているように感じます。もう夏休みも後半戦。人生最後の長い夏休み、練習に、社会勉強（！）に、大忙しです。
ひとつ困った事態が。留学生活を始めてすぐの頃にいただいていた救援物資の食材たちの一部が、いよいよ大挙して賞味期限を迎えつつあり、ひぇぇ…家にいる時は「ひとり『生わかめ』フェア」「切干大根フェスタ」等々…大忙しです＾＾；　それにしても。貴重な日本食材だから大切に大切に…と思っていましたが、冷静に考えればあと半年では到底使いきれないほどゴマがあったり、乾物屋が開けそうなほど昆布があったり、３年は困らない位“ほんだし”があったり…せっせと自炊します♪

　そうそう！京響Tシャツ、友人に送ってもらいました！似合うかな？