超個人的・2003年コンサートランキング
2003年ベストコンサート10 |
管理人まないたが選んだ「2003年ベストコンサート」を発表します! まないた本人の曲の好みや、その時の気分、座った座席などに左右される要素はかなりありますが(^^;
第1位 |
京都市交響楽団 2003年11月07日 |
ガーシュウィン ピアノ協奏曲へ調 |
ジャズピアニスト小曽根氏とともにオケが豹変 圧巻だったのはガーシュウィンのピアノ協奏曲。小曽根氏の才能が爆発。自由自在に表現されるカデンツァに会場はジャズライヴへと変化。曲の魅力を最大限に引き出した快演。小曽根氏の勢いは京響の音色を変えた。このオケの柔軟性をよく示した素晴らしい演奏会であった。 →感想を見る |
第2位 |
グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ 2003年4月18日 |
マーラー 交響曲第6番「悲劇的」 |
若手スーパーオケ。ブーレーズと熱演! あまりの若さに圧倒された演奏会であった。ブーレーズの熟練した音楽性を持ってして実現した希有の演奏。マーラーの悲劇的は「これでもか」というほどの勢いで聴衆を圧巻した。実力の高さとすさまじいパワー。未来のベルリン・フィルを聴いている感覚を味わえた。 →感想を見る |
第3位 |
ウィーン・フィルハーモニー交響楽団 2003年11月10日 |
R.シュトラウス 交響詩「英雄の生涯」 |
これぞウィーンの誇り。VPh本気のR.シュトラウス 私にとって初めてのウィーン・フィル演奏会と言う意味では貴重。4階席の後ろなので好条件ではなかったが、ウィーンの香りを感じることができた。「英雄の生涯」の本気度には凄みがあり、来日オケでここまで魅せてくれるところはそれほどあるまい。これぞライヴだという見本のような演奏会だった。 →感想を見る |
第4位 |
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マーラー 交響曲第1番「巨人」 |
巨匠ベルティーニ、円熟のマーラー 忙しい演奏会シーズンの中でひときわ「巨匠」の風格を示してくれたベルティーニ。若い指揮者による勢いのマーラー演奏が氾濫する中、曲の本質を突く「本物」のマーラーに出会えた感があった。まさに現在最高のマーラー指揮者だ。また、日本を代表する実力を存分に披露してくれた都響にも脱帽。 →感想を見る |
第5位 |
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ベルリオーズ テ・デウム |
ベルリオーズの目指した音楽の大伽藍を再現 オケも素晴らしかったが、晋友会合唱団と東京少年少女合唱団が光っていた演奏会。指揮者のネルソン氏も合唱とオルガンに重点を置いた曲作りで曲の荘厳さを際だたせていたのもgood。「トリスティア」という滅多に聴くことができない曲を聴けたのも良かった。ベルリオーズはライヴに限る。 →感想を見る |
第6位
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ブラームス ピアノ協奏曲第1番 |
N響でも魅せた!ムント節! 清水和音氏の演奏に驚愕。本領が発揮されるとまさに猛獣のごとく強大な音量でピアノをたたきまくっていた。日本人ピアニストでこれほどパワーとテクニックを持った人は初めてだ。クライマックスは曲が終わるのが惜しい気持ちになるほどだった。オケもムント氏の音楽性を十分にくみ取り、最後まで変わらぬ完成度の高さには恐れ入りました。 →感想を見る |
第7位 |
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マーラー 交響曲第6番「悲劇的」 |
京響のマーラー演奏史にまた1ページ ランキング2つ目のマーラー6番。いつも以上に危機感迫る迫真の演奏に第1楽章から鳥肌が立ったほどの名演。ここまで上手かったか?と思わせるほど。マーラーの世界にどっぷりつかったのは第3楽章。穏やかで平和的なこの世界を見事に表現していた。 →感想を見る |
第8位 |
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ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」 |
ロシアのパワー炸裂。キエフの大門が京都にあらわる。 圧倒的なロシアのパワー。ロシアの古きよき時代が少し垣間見えたそんな演奏会。完璧とは言いがたかったが、大地を揺るがす演奏を思い知った。この曲は普通の演奏ではモノ足らなくなってしまいそうだ。 →感想を見る |
第9位 |
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R.シュトラウス 交響詩「英雄の生涯」 |
サントリーホールに響くR.シュトラウスの世界! 今年は同じ曲がことごとく名演を残してくれている。この英雄の生涯もしかり。初めての新日本フィルとサントリーホールだったが、そのどちらの魅力も満喫することができた。関西のオケにはない安定感と層の厚さ。コンマスも上手かった。 →感想を見る |
第10位 |
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ベルリオーズ 幻想交響曲 |
大植ワールドが大フィルで展開 今年の大フィルはなかなか充実した演奏を聴かせてくれたと思う。ランキングにあまり入っていないのは、私の好みのせいか(笑)。数々の秀演の中で、この日の演奏は盛り上がりが良かった。フィナーレの大爆発は大フィルならではのもの。ノリピーのリストも比類なき快演だったし。 →感想を見る |
【1年間を振り返って】
2003年は生涯最多の35回の演奏会に足を運んだ(今までの最多は2002年の29回)。さらに今年の傾向としては同曲の演奏会が多かった。マーラーの交響曲第6番、R.シュトラウスの英雄の生涯、家庭交響曲など。大曲の演奏会が多かったことも1つの特徴か。例年になく海外のオーケストラ(それも大物)に足を運んだこともあり、久々に充実した1年だった。来年は今年以上の大物がこぞって来日する予定になっている。スケジュールもさることながら、金銭的にも試練の年となりそうである。
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